阿含経を旅して

阿含の教えに学ぶ

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

スルーされた釈迦牟尼仏の教えの原点

『輪廻する葦』1982年刊の古い本ですが、内容はいまもなお警鐘と示唆に満ちた、現代社会に必読の書であるといっても過言ではない、極めて優れた良書だと思います。 この本で著者が訴えたかったことは、私の理解ではつぎのようになります。 その① ひとつは、…

阿含宗にお祀りされている仏舎利

カニンガムと仏舎利 カニンガムは、1862年に設立されたインド考古学調査局長官となり、精力的な発掘調査を行いました。その報告は逐次まとめられ、1872- 87にわたり、カニンガムシリーズとして23巻出版されました。それが『REPORTS OF THE ARCHAEOLOGICAL SU…

仏塔に隠された秘密

本日のネタ本です。 仏塔とは、とサンスクリット語でストゥーパといいます。 そもそも仏塔とは、主に釈尊の舎利や、聖者の舎利を納めたいわば骨壺です。 秘密その① ストゥーパの原語 インドの最古の聖典『リグ・ヴェーダ』には、樹木の冠、火炎の冠、天地を…